コラム

多くの会社のお手伝いをしていると、多くの悩みや課題を耳にします。
業種も規模も全然違う会社でも、意外と同じような悩みや課題を持っていることに驚きます。
日頃気づいたこと、目にした情報をコラムとし、少しでも経営者の方々の一助となるような情報を提供してまいります。

スマートフォンのセキュリティリスク

ここ数年、インターネットの利用環境が大きく変化しています。
スマートフォンやタブレット端末の普及により、いつでもどこでも
必要な情報にアクセスできるようになりました。
しかし、利便性が高まる一方で気をつけなければならない
セキュリティの問題があります。

【紛失・盗難のリスク】

通常の携帯電話に比べてスマートフォンは外出中でも
社内メール宛のメール確認や返信をスムーズに行え、
添付ファイルの閲覧・編集もできるので、
PC がなくても多くの作業が手軽にできるメリットがあります。

当然、肌身離さず持っているスマートフォンですから、
外出時も社内にいるのと同じように仕事ができます。
PC は企業によってセキュリティポリシー上、
社外持ち出し不可であっても、電話として使う
スマートフォンは容易に持ち歩けます。

しかしその反面、紛失・盗難といったリスクがあります。
PC に近い情報を扱うスマートフォンを盗まれたり、
失くしたときのリスクは通常の携帯電話に比べて増大します。
紛失・盗難の注意はもちろん、万が一の紛失に備えて端末の起動を
パスワードで保護するなどの対策は行っておきましょう。

【OS によるリスク】

ではスマートフォンならどんな端末でも同様のリスクがあるかというと、
そうではなく端末に搭載されるOS によって危険度は異なります。

代表的な例としては、アプリの配布方法がOS によって異なります。
Apple 社の提供するiOS 向けアプリはApp Store からのみ
インストールが可能です。
「App Store にあるすべてのアプリはApple 社による審査があるため、
悪意ある不正アプリが混入する可能性は低いと言われています。
一方、Android 向けアプリでは
Google Play(旧Android マーケット) 以外でも、多種多様な
アプリの入手先が存在します。

個人的なサイトでのアプリ配布も可能で、
それらを規制することはできないため、インストールしたアプリから
知らない間にウイルスに感染する恐れが大きいと考えられます。

実際、不正アプリにより電話帳に登録されているすべての
「名前」「メールアドレス」「電話番号」が流出した事件も起こっており、
Andoroid 端末へのセキュリティソフトのインストールは必須といえます。

しかし、無料のセキュリティソフトでは、
最新の脅威に対応出来ない可能性があります。
また無料のセキュリティソフトを装い、個人情報や、
金銭を要求するソフトもありますので
有料の信頼できるセキュリティソフトの利用をお勧めします。

最終更新日:2012年09月05日

ページトップ