多くの会社のお手伝いをしていると、多くの悩みや課題を耳にします。
業種も規模も全然違う会社でも、意外と同じような悩みや課題を持っていることに驚きます。
日頃気づいたこと、目にした情報をコラムとし、少しでも経営者の方々の一助となるような情報を提供してまいります。
2011年9月アーカイブ
公益法人の認定の申請
先日参加した会合で、公益法人の公益認定の申請が遅々として進んでないと聞きました。
すでに申請されたのは、全体の5%程度。
期限は平成25年、あと2年となりました。
放置しておくと、自動的に解散となってしまいます。
その様な事態となっている1つの原因は、公益認定をうけて公益法人にするか、一般法人とするかを決めきれていないところだと思います。
ちなみに、私が所属する祇園祭の菊水鉾保存会は、公益認定の申請をするようです。
すでに、長刀鉾は公益認定を取って公益財団法人となりました。
もし、今後、公益とするか一般とするか検討の法人様は、早めに専門家へ相談した方が良いと思います。
最終更新日:2011年09月20日
中小企業施策利用ガイドブック
中小企業庁が作成している「中小企業施策利用ガイドブック」はご存知でしょうか。
これは、中小企業者が中小企業施策を利用する際の手引書となるよう、施策の概要を簡単に紹介しているもので、毎年発行されており、先頃、平成23 年度版が公表されました。
本ガイドブックは、「経営サポート」、「金融サポート」、「財務サポート」、「商業・地域サポート」、「相談・情報提供」の5カテゴリーに区分されるとともに、それぞれのカテゴリーについて、「融資・リース・保証」、「補助金・税金・出資」、「情報提供・相談」、「セミナー・研修・イベント」、「共済制度/法律等に基づく支援」に対応する中小企業者が利用できる施策の概要が掲載されています。
一覧性に優れ、問い合わせ先も掲載されているので、中小企業基本法により定義される中小企業者にとっては
大変便利なガイドブックといえます。
特に平成23 年度版においては、東日本大震災からの復旧を目指す中小企業者向けの支援制度を集めた「震災対策関連施策」を盛り込んでいるのが特徴となっています。
本ガイドブックは、最寄りの経済産業局、商工会議所等の中小企業支援機関で入手することができるほか、送料負担のみで直接中小企業庁から送付してもらうこともできます。
なお、印刷媒体ではなくPDF ファイルで良ければ、以下の中小企業庁のホームページからダウンロードすることができます。
http://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/g_book/h23/pdf/index.html
最終更新日:2011年09月15日経営哲学(セコムの話)
前回の更新からちょっと日があいてしまい、申し訳ございません。
いつの間にか、真夏のような暑さが戻ってきて、また夏バテしそうです。
久しぶりに、経営哲学のお話を。
以下は、セコム創業者の飯田亮最高顧問の談話です。
1.経営というのは、想定外をつぶしていく作業です。「そこまでやってできなきゃ仕方がない」と淡泊に考えるか、想定外をつぶすためにエネルギーを注ぎ込むか、それが企業の成否を分ける。その時に必要なのは想像力です。想像力というのは、思考の粘着性から生まれてくると考えます。あきらめずに考え抜く。その粘着性が想定外の領域をつぶし、新しいビジネスを生み出していく。
2.もう一つ経営は矛盾の固まりです。社会のためにきっちりとシステムを作るとコストがかかる。ただ、営利企業なので利潤も上げなければならない。こういう社会的コストと利潤という相矛盾するものを解決するところに経営はあります。
3.私が1962 年に会社を立ち上げた時、最も強く感じたのは矛盾をどうやって打ち消すか、ということだった。そのうちに矛盾を調整し、打ち消していくという作業そのものが経営だと感じるようになりました。そういう作業を繰り返すうちに、矛盾というものが不思議ではなくなってきます。逆に、矛盾がなければ経営が面白くも何もない。想定外をなくすことと矛盾を解決すること。これが経営の醍醐味でしょう。
なかなか難しい話です。
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